内勤のボランティア報告(仙台・青葉区)

「被害に負けず頑張ってください。」送られてきたカイロにはそんなメッセージが貼り付けられていました。
私はここしばらくの間、センターにとどまって活動する内勤のボランティアをしています。その仕事は、新規でセンターを訪れる方のボランティア受付や、毎日泥や砂がたまる自転車置き場の清掃、食事の用意など、外で活動するワーカーに比べれば震災の被害に直接触れるような活動内容ではありません。しかし、送られてくる物資を仕分けする際に時々添えられている温かい励ましのメッセージを目にすると、直接それを受け取る側ではない私たちまで元気をもらえる気がします。
「微力でも力になりたい」「心から復興を祈っている」全国から届く願いを感じながら、私も日々自分ができるこの活動でかげながらセンターを支えて行ければと思います。   

ボランティア 真壁柚香(まかべ・ゆか/宮城学院 2年)

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お赤飯をいただきました!(仙台 4月15日)

15日は、現在ワークしている地区でお祭りがありました。そこで、作業しているお宅の方から、お昼にお赤飯をごちそうしていただきました。
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この地区は仙台でもっとも被害が大きかった地域です。作ってくださった方の家の中は、いまだ元通りになっておらず、物も十分に得られないような状況です。それにも関わらず、私たち全員が満足するほどの量のお赤飯を作ってくださいました。
いただいた元気と温かさを今後のワークに生かして、少しでもこの地区のみなさんに返していけるように頑張っていこうと強く思いました。
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とってもおいしかったです。ごちそうさまでした!

SCF派遣ボランティア 吉岡優介(よしおか・ゆうすけ)

帰ってきた鳥たち(多賀城 4月13日)

私は今日、多賀城(たがじょう)市にあるお宅で、泥掃除のワークをしました。
泥掃除のワークはここ数日仙台市若林区でしていたので、ある程度慣れているつもりでいました。しかし、今回のワークは、今までよりも困難な状況がありました。それは、多賀城市は津波が発生した際に、石油工場のタンクから重油が流出したため、泥に重油が混じっていたのです。重油を含んだ泥は匂いが強烈で、布製品につくと匂いが取れなくなってしまうそうです。
お宅の前にある川は、堤防が決壊し、道路が陥没していました。その川にあつまる鳥を見て、「あの鳥たちは地震が起きてからしばらく帰ってこなかった。最近になってようやく戻ってきて、それを見ると世の中少しは落ち着いてきたのだと感じる。」という言葉が印象的でした。

SCF派遣ボランティア 吉岡優介(よしおか・ゆうすけ)

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「よそ者」としてできること(石巻 4月12日)

本日のワークは2チームに分かれて行いました。一方は、自転車で10分もかからない場所にて、午前はワーカー3人、午後からは8人で作業を行いました。もう一方は、車で10分くらいのところでワークを行いました。今回は、どちらとも津波被害の大きい家屋で、家財の運び出しが中心のワークでした。


「全力投球をしない」ワケ
石巻では昨日から、廃材の搬出作業を行っています。
庭に高く積み上げられた漂着物を撤去したり、家の中にある家具や電化製品を運び出したりしました。また、重機を使って家と家との間に挟まっている車を引き出すために、庭の廃材をどけて、土を土嚢(どのう)に詰めて道を作ったりもしました。
作業は力仕事が中心になっています。特に重いのは、水を含んだ畳です。昨日、最初のころは張り切って2人で運んでいましたが、今日の終りのほうでは6人がかりでやっとの思いで運びました。
石巻のボランティアでは、「全力投球をしない」ことを心掛けています。4日間なり、1週間なりのボランティア日程の中で、しっかりとペース配分をして、ケガを減らすことがひとつ。もうひとつは、せかせかと働いている人には話しかけづらいからです。
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今日のワークのシーン
「よそ者」ができること
被災された方々はそれぞれに、大きなドラマを持っています。胸の内に詰まって、たまった思いを吐き出そうにも、隣も被災した人、その隣も。町中みんなが被災者です。互いに気を使って話ができないで、その優しさゆえに、苦しい思いをしていらっしゃる方もたくさんいらっしゃると聞きました。
そういう方々とじっくり話をできるのも、よそ者であるボランティアならではの支援のあり方です。ゆっくりと作業し、たっぷり休憩を取ると、ボランティア先のお宅の方々は、いろいろと貴重なお話をしてくださいます。
私たちの腕力は微量です。どんなにがんばって土をかき出しても、復興全体から見たら、ほんの、ほんの、ほんの一部に過ぎません。
重機を使えばさっさと終わるようなところを、時間をかけてスコップで掘るのは少しずつ、長い時間をかけて、復興に取り組んでいく現地の方々と、その時間を共有するためなのではないかと、石巻に来て思いました。

ボランティア 井上創(いのうえ・はじめ)

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ワークを終え、自衛隊の簡易入浴上でのワーカーの表情。

自由学園メンバーの感想 その2 (石巻・仙台)

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とても小さなことだけれど
震災後、毎日テレビで被害状況を見ていて、もし自分にできることがあるとすれば、津波が入ってきてしまったおうちの片付けを一軒ずつお手伝いすることかな……、と思っていました。そんな時このエマオに来てそのお手伝いができて、本当に良かったです。
一つひとつのおうちをきれいにするのは、とてもとても小さなことですが、こういうことが積み重なって、復興の力になるのだと思います。自分たちの力を必要としてもらえて、自分たちの力が誰かの役に立つということは、幸せなことでした。
日本だけでなく世界中が復興に向けて協力している今、小さな力であっても実際に自分で働くことができて良かったです。また、ステキな仲間にたくさん出会えて、素晴らしい時間を過ごすことができました。 

岡本(おかもと)

「無力ではない」に支えられて
このボランティアに参加することができて、本当によかったと心から思っています。「私たちは微力だが、無力ではない――」。このことばに、ワーク中ずっと支えられてきました。
いくら手をつけても、ちっとも七郷の姿はかえられませんでした。しかし、それでも、微力ながらも、自分たちの力が働いて、誰かの役に立っている、そう思えたことは幸せでした。
東京に帰ってからも、皆さんと共有し、皆さんから学んだすべてのことを、活力としてすごしていきます。
これからも東北のため、皆のために、力を出していきたいです。

白井(しらい)

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人ごととは考えてほしくない。
若林区の荒浜に行って海を見ると、そこには穏やかな海しかなかった。しかし後ろを振り返ると津波によって流され跡形もなくなった町が広がっている。かつて家があった場所には、食器や家具や、いろいろな物が散乱していた。不思議な気持ちになった。
「ボランティアや節電や節水は、微力だけど無力じゃない――」、そう言ってくれる人がいた。確かに微力でも皆が現状と戦っていかなければいけないと感じた……。
他人事とは考えてほしくない――。
そう思えたから、今回ボランティアできて本当に良かったと思う。 

津島(つしま)

少しでも喜んでいただけたら
今回、幸運にもこのような機会に恵まれ、本当にたくさんのことを見て、感じて、学びました。
今までメディアを通して見ていた被災地を、実際に自分の目で見て、素人のボランティアにはどうしようもない壊滅的な状況がある反面、避難所から自宅に戻って来て片付けをしていて、ボランティアの助けを必要とされている方がいることがよくわかりました。
私たちがお手伝いをさせていただいたお宅の方も、まだまだ大きな不安やストレスを抱えていらっしゃって、そのすべてを私たちが取り除くことは不可能ですが、少しでも喜んでいただける働きができて本当に良かったと思います。
現地の被災者の方々、エマオのスタッフの方々、一緒にボランティア活動をした方々、本当に良い人ばかりで、とても良い経験をさせていただきました。ありがとうございました。

木村(きむら)

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自由学園メンバーの感想 その1(石巻・仙台)

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目が覚めた
テレビなどのニュースは人ごとだと思っていたけど、荒浜や壊れた家を見て、目が覚めたような感じがした。 

石川(いしかわ)

避難所で一泊…でも来てよかった
今回さそってくれなければ、ボランティアに行きたいと思いつつも参加することはなかったと思います。石巻に行き、津波の被害にあった人のお話を聞くことができて、本当に貴重な経験をしました。
あいにく大きな地震があり、避難所で一泊し、早々に仙台に戻ってくるということもありました。それでも、この場所に足を踏み入れることができてよかったと思いました。
ぜひまた来て、少しでもお手伝いできたらと思っています。 

木村(きむら)

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同じ意思を持った仲間に
ここに来て見たもの、聞いたこと、出会う人にいろんなことを教えてもらいました。今まで他人だった人と、同じ意志を持って集まって、ここで出会えてよかったです。
ボランティアに参加したくてもできない人がたくさんいる中で、自分が参加できたこと、この活動と自分を支えてくださっている多くの方々に感謝しています。 

酒井(さかい)

想像を絶する体験
想像を絶するという体験を初めてしたのだと思います。特に石巻でのワークは、視覚だけでなく、聴覚や嗅覚からも多くのことを感じることができました。津波というのは本当に恐ろしい。
そんな中でも、被害を受けた方々は口をそろえて「前向きに」と言うのに驚いたと同時に、僕らボランティアも「ボランティアと被災者」という一方的な関係でなく、ともに復興を進める友として、特に意識しすぎず、ボランティア活動を続けることが大切だと感じました。
今回参加できて本当によかったです。これからも継続して活動が続けられればと思います。ありがとうございました。 

宮本(みやもと)

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自由学園のみんな、ありがとう!

4月6日からボランティアに来てくれていた自由学園のメンバーが、11日にワークを終え、東京へと戻っていきました。
若い力と、明るい空気を与えてくれたメンバーのみんなには、本当に感謝しています。それぞれに感じることがあり、受け止めることの多い毎日だったと思います。こちらで過ごした日々や、出会った人たちのことを覚えつつ、新しい生活へと踏み出してください。
自由学園のメンバーが、ここでの生活で得た感想は、順次当ブログで掲載していきます。
みんな、本当にどうもありがとう!
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