仙台市若林区でのボランティア報告(4月4日)

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(庭に堆積した泥)
津波が引いたあとには泥が残されました。道にも庭にも家の中にも。ここで暮らしを立てなおしていくためには、この泥を取り除かなければなりません。
写真(上)は、庭に堆積した泥が固まってひび割れた状態です。このお宅の奥さんは花が好きで、庭にもたくさん花を植えていたとおっしゃっていました。
そのように大切にしていた庭です。たまった泥をスコップで乱暴に掘り返すわけにはいきません。ひび割れたかけらを一つひとつ、丁寧に手ではがしていきます。するとその下から芝生や、草花の芽が顔を出すのです。
ボランティア作業は能率や効率よりも、被災した方々が大切にしていたものを私たちも大事にして触らせていただく、いつもそのような心でありたいと思っています。
―― 金井創(ボランティア、日本キリスト教団 佐敷教会 牧師)
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(屋内の泥だし作業)
今日は七郷に行き、活動をしました。主な活動内容は、たまった泥の撤去などでした。
初めて見た七郷。私たちは、今まで七郷には行ったことがありませんでした。震災前には、きっと美しい町があったのだろうと思います。
”街が消える”テレビのニュースで聞いたこの言葉の意味。現地に行って初めて、その言葉の真の意味が分かったように思います。私の力が少しでも役に立てたら良い。今日の活動を通して、心からそう思いました。
―― 真壁柚香、田中智美(ボランティア、大学2年生)
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(現地で説明を受けるボランティアたち)

(ワーク地に出発するボランティア。現地でご迷惑をかけないよう、自転車で向かっています。)

仙台市蒲生地区でのボランティア報告(4月2-3日)

蒲生地区でボランティアをしました!(4月2~3日)
インターネットの検索で情報を知ったという九州にいる娘さんから電話を頂き、「一人暮らしの母を助けて欲しい」という依頼を受け、2日間(2日は8名、3日は5名)で蒲生(がもう)地区にある家屋の泥だし・清掃をお手伝いしました。
蒲生は、沿岸部で胸のあたりまで津波に浸かった地域です。支援センターから片道14キロの場所で、現地はまだガレキが散乱している状況です。駐車や移動が難しいため、電動自転車で向かいました。
支援対象も訪れるボランティアの方々も、当初の教会関係のつながりから、インターネットや口コミで知ったという一般の方へと広がりつつあります。支援を一番必要としている方に、私たちの支援の手が届くことを願いつつ、相手の立場で一つひとつ依頼に対して誠実に応えていきたいです。
当支援センターでは、ボランティア活動のあと、事務的な報告だけではなく、参加者同士で経験や心の動きを分かち合う時間を設けています。ただ依頼を受けて作業だけをして終わってしまうのではなく、ボランティアを通じて、もっとも弱くされた人々との連帯を通して、参加者の心が豊かにされることを願っています。
ボランティア参加者の感想
今日(4月4日)、蒲生地区で浸水したお宅の片付けにうかがいました。
津波で流されて家の前にたまった泥・草木や震災で壊れた家具の片付け、泥まみれになったお部屋のお掃除をしました。5人のボランティアで、普通の生活が出来るほどきれいな状態にして活動を終えました。中には人手が必要な重い物も多く、改めて活動の必要性を感じました。
また今日は、教会関係以外でも私の地元の友人含め、新しいボランティアを複数迎えて活動できたことを大変嬉しく思いました。多くの人がボランティアとして思いを形に移している姿は本当に素敵ですし、私も毎日活動する中でとても励まされ、いい刺激を受けながら活動しています。
私たちのやっていることは小さな事です。人員も限られ、日にお助けできる方の数もそう多くはないです。しかし、その積み重ねはきっとまわりを動かし大きいものになっていく……。多くの仲間の方と一緒に活動していく中で、そう信じられるようになりました。
つい下を向いてしまいそうな現状ですが、私たち全員前を向いて、できることを続けていきます!

ボランティア 石川歩(いしかわ・あゆむ)

支援した方から、感謝のお手紙を頂きました!

「何から手をつけていいかわからない私たちに、さりげなく希望を聞いていただき、嫌な顔ひとつせずに、重たいエレクトーンや畳などを次々と運んでくださり、本当にありがたいの一言です。津波で浸かったフローリングの床も、またたく間に水で洗い流してくれて、きめ細かい作業で一日でキレイになりました。
偶然インターネットで検索して見つけた支援センターでした。皆さんてきぱきと動いてくださって感動しました。電話でお願いをした時も、応対がとても親切で、不安だった気持ちがずいぶん楽になりました。作業中も仲良くしているところが、お互いを信頼しているという感じで、とても好印象を受けました。
本当に、感謝・感激です。ありがとうございました!」

蒲生地区・Nさん

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帰りがけにいただいた手紙、嬉しかったです。ありがとうございました!

石巻市・活動報告(4月2日)

石巻栄光教会組の活動
石巻栄光教会を拠点に活動している、石巻栄光教会組は午前中は4人、午後は8人で作業しました。昨日と同じく、栄光教会の信徒さんの家でのワークでした。石巻チームは、ワーク地が近いため、自転車で移動しました。午前中4人だと、庭にたまった汚泥のかき出しと漂流物の搬出をして、動線を確保することが精一杯でした。
たまった汚泥は、状況によって、固い・柔らかい、臭う・臭わないなど、さまざまな状態に変化します。また漂流物にもさまざまな種類があり、運び方や運ぶ場所もまちまちなのでワークは困難でした。そして、一度栄光教会に戻り、昼食休憩をとったあと、ふたたびワークを開始しました。
山城町教会組の活動
山城町教会へ派遣された部隊は、4人で午前中に教会の片付けを行いました。午後は小鮒先生と山城町教会組が栄光教会組と合流し、さらに信徒の方々が加わって、計10名でのワークとなりました。家屋内は圧倒されるほどのすごい物量で、少ない人数では絶望的に思えるようなワークでしたが、10人で取りかかればなんとかできるのではないかと判断し、家屋内のワークを行いました。
屋内も畳と床板の間に汚泥がたまっていたり、汚泥の上に家具がのっていたりしています。滑りやすい泥の上での作業のため、みな作業着が泥まみれになっています。そして大きな家具やガラス類もあり、危険も伴う厳しい作業でしたので、ワーカーへの十分な注意、休憩、作業分担を考慮してケガがないよう細心の注意を払ってワークをしました。
明日の午後も同じ場所でワークをする予定です。

発信:梅川正太(うめかわ・しょうた)、渡辺真一(わたなべ・しんいち)


家財運び出しのシーン

石巻でのボランティア活動報告(4月1日)

石巻でのボランティア活動報告(4月1日)
石巻組の活動は栄光教会の信徒のお宅でボランティア6人でのワークでした。
今日のワーク地は比較的海に近いところなので、汚泥や建材、車などが多く流れ込んでいました。汚泥の除去作業と流れ着いた建材の搬出が主な作業で、駐車場と玄関周りをきれいにすることができました。
汚泥は掘り返すとヘドロ化しており、悪臭・粘着質という性質をもっています。また建材は遠方から流されてきているので、割れて鋭くなっている物や釘の出ているものがあり作業のスピードが低下してしまいました。しかしちょっとした注意を行うだけで怪我を未然に防ぐことができ、作業のスピードも慣れが解決できると思います。
駐車場を清掃できたことでワーク地でのこれからの車での搬出・搬入をスムーズにすることができ、明日以降のワークにいかすことができました。しかし、まだまだ庭や屋内に汚泥や家具が散乱している状況ですので、今後もワークを継続していこうと思います。
また石巻栄光教会の牧師夫妻と夕食を共にしました。私たちが作ったものは、味噌煮込みうどんとフライドポテトでした。被災地では物資はたくさんあるけれども、温かい「料理」を食べるのはあまりなかったそうだそうです。ボランティア一人ひとりが自分たちの食べるものを調理し、そして共に食す――。食卓を通してこのメンバーが一つの共同体となれたことを実感できる時でした。
そして、食事を通して地震直後のお話を伺うことができました。私たちの想像力はあくまで想像のものでしかなかったことを思い知らされます。災害が起こったその日からどのような現実を体験されてきたのか、私たちはそのことをじかに聞かせてもらうことができ、少しだけですが被災の現状について知ることができたのではないかと思いました。
あの日あの時から2週間が過ぎました。各地で状況は回復しつつありますが、被災地はまだまだ厳しい状況が続いています。その中で自分たちにできることはなんなのか、すこしでも役に立つことができればと思います。

梅川正太(うめかわ・しょうた)、渡辺真一(わたなべ・しんいち)

[トビの活動報告]10日間のボランティア活動を終えて(4月1日)

10日間のボランティア活動を終えて
3月23日に仙台に入り、今日まで10日間、東北教区被災者支援センターでボランティアをさせていただきました。迎え入れてくださった東北教区の皆様と、祈りをもって送り出してくださったSCFと西東京教区、そしてボランティアのために休暇をくださった職場(明治学院中学校・明治学院東村山高等学校)の皆様に感謝いたします。
センターでの私の担当は、「情報班」でした。センターの活動や被災地の状況を取材調査・報告・発信する仕事です。初めてのブログ、初めての画像編集、初めてのYouTubeへの投稿など、初めてのことばかりで、試行錯誤の連続でしたが、情報班長の朝山くんをはじめ、センターの皆さんやボランティアの仲間たちがいちから教えてくださいました。
取材のために、宮城県内のいくつかの被災地を視察に行くことができました。礼拝出席後に、教会員の方から体験談を聞くこともできました。多くの人と出会い、多くの人の話しを聞くことができたことは、私にとって貴重な経験となりました。忘れられない多くの思い出がありますが、ひとつだけ紹介させてください。
再開したばかりの教会幼稚園で、滑り台で遊んでいた園児が、園長先生の所に駆け寄って来ました。

 「園長先生!」
 「ああ〇〇ちゃん、元気だった?」
 「うん!」
 「地震怖かった?」
 「うん」
 「お家、大変だったね」
 「流されちゃった……」
 「……そうだったね。」
 「いま、おばあちゃんの家にいるの」
 「そう。みんな大変だけど、元気で頑張ろうね」
 「うん」

そう言って抱きあう二人を見て、思わず涙がこぼれました。 傷ついた子どもたちを慰めるために、この地に教会があり、この地に教会幼稚園があるのだと思いました。

キリストの癒しが私たちのこころのすみずみにまで、ゆきわたりますように……。
「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。聖なる者たちの貧しさを自分のものとして彼らを助け、旅人をもてなすよう努めなさい。あなたがたを迫害する者のために祝福を祈りなさい。祝福を祈るのであって、呪ってはなりません。喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」
(ローマの信徒への手紙12章12-15節)

佐藤飛文(さとう・たかふみ/西東京教区・東村山教会信徒)

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仙台市若林区ボランティア2日目(4月1日)

4月1日、仙台市若林区での2回目のボランティア活動がおこなわれました。
仙台学生青年センターの青年たちを中心に、NCC(日本キリスト教協議会)、在日大韓基督教会、教団沖縄教区、教団西東京教区、同志社大学(京都)、SCF(学生キリスト教友愛会・東京)からの派遣ボランティアも参加して、総勢15名で現場に向かいました。
今日のワーク内容は、津波で使えなくなってしまった畳や物品を外に運び出すことと、津波で家に入ってきたドロをスコップでかき出すことが中心でした。被災された家族の思い出のつまった物を運び出すことは心が痛みました。
被災された方々は津波の被害で肉体的にも精神的にも傷ついておられます。しかし、絶望はしていません。「早く避難所から自宅へ戻り、生活を立て直したい」という夢を持ちつづけておられます。その夢をかなえるためのお手伝いを、私たちは今後も続けて行こうと思います。
このブログをご覧になった他の地区の方からも「ぜひ応援に来てほしい」という要請が来ています。人手が足りません。ぜひ私たちのボランティア活動に参加してください。

発信: SCF派遣ボランティア 佐藤飛文(さとう・たかふみ)

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自転車で支援センター出発

ワークの映像
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搬出されたピアノ
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左手の高さまで津波が来たそうです
(※ 写真と動画は被災者の方の許可をいただいて撮影・掲載しております。)

石巻でのボランティア活動報告(3月30~31日)

2011年3月30日(水)
石巻山城町教会員のお宅にて、ボランティア6人でワークを行いました。主な内容は、浸水して使用できなくなった畳の搬出、家具の移動、汚泥のかきだしでした。
水を吸って重量を増した畳16枚を搬出するためには、すべての家具をいったん移動しなければなりませんでした。また今回の泥だしの作業では、泥が乾燥していたため砂じんが舞い上がり、マスクなしでは作業はできない状況でした。泥は水分を含んでいても、重さ・臭気・不衛生等の困難を伴いますが、乾燥していても大量の砂塵が舞い上がるような土質が、被災地復興への妨げとなっていることを感じました。
しかし、作業時間は3時間ほどで、予想されていたよりかなり早く終了し、しばらくの間、そのお宅の夫妻と今回の災害についてお話をうかがい、被災地のさらなる実情を知ることができました。
一方、石巻栄光教会・幼稚園ではボランティア3人で泥につかってしまった園児のための遊具・おもちゃを清掃し、一日も早い園務再開へ向けて活動しました。同園では汚泥が園庭に流れ込み、衛生的な問題から、いまだ園児は外で遊ぶことはできていない状況です。一日でも早く、今まで通りの園務が再開されることを願います。
2011年3月31日(木)
石巻山城町教会員のお宅にて、ボランティア4人でワークを行いました。前日とは別の海岸に近いお宅で、一階の天井近くまで浸水しているような場所で、玄関につながる庭には物置や冷蔵庫、近隣から流されてきた車、冷蔵庫、洗濯機などが散乱していました。初めは人間の力だけでは無理だと思われた作業も、なんとか人が通ることのできる状態まで復帰することができました。また海岸に近いので汚泥が多く堆積していて、長靴とレインコートは必須でした。しかしながら、そのような中で、人の通ることのできる道ができたことで、次回の活動につなぐことができたのではないかと思います。
石巻栄光教会では、2人のワーカーで作業を行いました。この日は雨だったので、汚泥の表面に浮かんでいるパルプの層がぬかるみに変わる前に除去する作業を行いました。その後、地震で散乱した教会の2階部分を整理整頓し、土嚢を詰めた袋を車に積み、沿岸部に設置された仮置場に運びました。沿岸部に近づくにつれて家屋・工場の被災の状況はひどくなっていて、流出した木材・汚泥の量も圧倒的に多くなっていました。
石巻地方の災害の特徴的なところは、沿岸部にパルプ工場等が連立する工業地帯であり、汚泥は繊維・油等を含んだ粘着質で非常に処理しづらいものであるということです。またそこで働いていた多くの方が仕事を失い、これからの生活の問題が考えられます。
今後継続して、当センターは石巻方面にボランティアを派遣し、支援していくことを考えています。

発信: 梅川正太・渡辺真一

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