写真でつづる七郷ワーク (仙台市・若林区 4月7日)

千葉県からボランティアにやってきて、2日間ワークを行いました。その間で撮影した写真とコメントです。
七郷でのワーク
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&raquo2日間仙台市若林区の高山さん宅をお手伝いしました。2日がかりで床を全部はがして床下にたまった泥を除去しました。
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&raquo高山さんのご家族は手分けして泥で汚れた家財道具を洗っていました。
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&raquo七郷では、お昼はボランティア全員で食べます。ひとときの休憩が午後の活動の鋭気を養います。
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&raquo今日のワーク終了後、高山さんのご家族とお手伝いしたボランティアで記念写真。
荒浜へ
お昼の休憩の間に、若林区荒浜の方へ自転車で行ってみました。
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&raquo荒浜の海から見た街。手前は壊滅状態ですが、遠くに波が届かなかった仙台のビル群が見えます。
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&raquo荒浜の川にたくさんの車が浮いていました。
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&raquo荒浜の海にお花が備えられていました。この場所に数百人の遺体があったなんて信じられないくらい、今は静かな海です。
私は3泊4日という短期間のお手伝いしかできず、明日には帰ってしまいます。来る前は不安が大きかったですが、ボランティアの仲間や、スタッフが温かく迎えてくれ、また被災した方々も笑顔で接してくれました。皆さんには感謝の気持ちで一杯です。今は来て良かったと思っています。

ボランティア 山内宗洋(やまうち・むねひろ/20代後半 京葉中部教会)

青年同士の「わかちあい」始めました!

今日から当センターでは、青年のボランティア同士が小さなグループで、ボランティアを通じていろいろな人に出会い、働く中で、何を感じ、何を思ったか、わかちあう時間を持つことを始めました。
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参加者の声
若い学生ボランティアが多い今、現地で見て、聞いて、触れて感じること、想うことが彼らには多々あると思います。そして、それはそれぞれの人生にとって貴重な財産になります。
また、それを自分ひとりの中だけにしまっておくのではなく、他人と共有することでよりよい経験とすることが大事であると思います。
そこで、少人数で互いの想いを語り合う時間をつくりました。
今回は「どんな想いで参加したか」ということを主軸に話し合いました。
いろんな視点から改めて今回の地震を見つめる、とてもすてきな時間を過ごしました。

ボランティア 川上侑(かわかみ・たすく/大学2年生)

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「小さなことから、コツコツと」(仙台市・若林区 4月5日)

神戸から来ました。あの時に思いをはせつつ……。
石巻栄光教会と、若林区・七郷地区のワークに参加しました。石巻では、若いワーク隊は、教会員や近隣の方の家の掃除に手いっぱい。
遅れて到着した僕と中島正勝さん(なかじま・まさかつ/甲南教会・牧師)の非力なおじさんワーカーたちは、幼稚園で飼っている犬(トマト)の犬小屋の掃除をしました。
泥水につかりながら人間の救援が優先される中、手が付けられなかったようで、「掃除してくれたらうれしいんだけどなぁ~」という小鮒牧師の要請を受け、喜んで隅々まできれいにさせていただきました。
七郷では、津波で泥をかぶったお宅の、庭の泥かきをしました。ひとかき、ひとかき、泥をかき出して、一日かけて庭を元通りに……。
小さな仕事に微力ながら加わっています。全体から見れば、ほんとにほんとに小さな働きです。
でも気の遠くなる時間の中で、それが積み重ねられていって、いつの日か被災地の日常が戻ってくることを信じます。
神戸もそうして日常を取り戻していきました。

「小さなことから、コツコツと」(by 西川きよし)
「わたしたちは微力である。でも無力ではない。」(by 池田香代子)

ボランティア 川上盾(かわかみ・じゅん/東神戸教会・牧師)

石巻方面でのワーク・活動報告(4月5日)

午前8時に朝食を済ませ、そののち教会員のお知り合いの方のお宅に向かいました。この日のワーカーは総勢7名で、家の周りの泥かき、屋内の乾燥した状態の泥かき、台所床下の泥だし、また時間的な余裕があって隣家の泥だしもおこないました。
休憩時間には、家の方とお話できる時間を持ち、災害の状況をお話いただけました。1階の家具はほとんど廃棄せざるをえないこと。購入して7が月の車が水没により使い物にならなくなっていること。そして遺体安置所がどのような状況であったかをお話しくださったときには、聞くことすら本当につらく思いました。
書ける範囲で言いますと、300人ほどのご遺体が並べられ、どなたのお顔も真っ赤に腫れあがっていたそうです。並べられた中には子どももたくさんいて、本当にかわいそうだったと、家の方はおっしゃっていました。そのあまりにも残酷な現実がこのすぐそばのできごとだということに、よじれるように胸が痛みます。
ワークは昼までで終えて、ワーカーは(活動拠点である)石巻栄光教会へ戻ることになりました。教会に着くと、たくさんの豚カルビとホットドックが物資で届きましたので、ボランティアたちはすぐにバーベキューの準備をしました。たくさんいただきましたので、近所に住んでいらっしゃる方々、お子さんたちにお声掛けし、園庭でみなで食事をしました。
被災地ではまだあまりお肉などは少なく、食事は白米・レトルト・インスタント食品・パンが多いので、この物資は非常に喜ばれました。あたたかな日差しのなか、子どもたちも元気に走り回る朗らかなひとときを過ごせたように感じました。
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午後3時ごろからはボランティアを3つのチームに分けて、再びワークをおこないました。
一つのチームは、3日間泥を洗い流す作業をして、ようやくこのお宅でのワークを完了しました。もう一つのチームは、沿岸部にある臨時集積場に、園庭の泥を集めた土嚢袋を車で運ぶ作業でした。集積場は多くのトラックがさまざまなものを運んできており、それらのものが山のように積み上げられていました。そしておびただしい砂じんと臭気がたちこめていました。残りのチームは教会に残り、あと片付け等を行いました。
夜7時過ぎにはボランティア全員で自衛隊が設置している簡易入浴場へ向かいました。そこではバスが何台も停まっており、各地から入浴を希望する方々を送迎をしているようです。まもなく入浴場の受付終了時刻になろうかというときでしたが、待合室には多くの方が整理券を受け取り順番待ちをしていました。
入浴場は幌(ほろ)で囲われ、約3メートル四方の簡易浴槽が2つありました。湯船にはやはり垢が浮いていましたが、それを気にするような方は見当たりませんでした。温かいお風呂に入りたい、そのことが被災地に住む方々の切実な願いであったことが感じ取られました。
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自衛隊の簡易入浴 待合所の状況

発信:渡辺真一(わたなべ・しんいち)

友人のメールに後押しされて(仙台・若林地区 4月5日)

友人のメールに後押しされて
私は、今朝仙台に到着したのですが、支援センターに到着してすぐにワークへ向かうこととなりました。
現在就活中の身である私は、今後のスケジュールが読めないことから、行きたい気持ちはとてもあったのですが、これまでボランティアへの参加には踏み出せない状態でいました。
けれども、先に現地に入っていた友人からのメールがたて続きに届いて、友人たちのメールが私を今回の参加へ後押ししてくれました。たとえ短い期間であったとしても、その力が微力だとしても、自分の存在を今、必要としてくれている人がいることを感じて、参加を決意しました。
体験したことのない緊張感
今日は、支援センターから自転車で約1時間ほど離れた「七郷(しちごう)」という場所でワークを行いました。
自転車で向かったことにより、街の雰囲気が少しずつ変化していく様子を全身で体感することができました。進むにつれて道がガタガタになっていき、少しだけ海っぽいにおいを感じることもできました。
ある境目から風景が一気に変わり、視界の先には家々のガレキが散乱していました。その時に走った緊張感は、今までに私が体験したことのないものでした。
震災の影響
ワークはいくつかのグループに分かれて行われました。私が今日お手伝いさせていただいたお宅では、津波の被害によって庭に流れてきた泥をかき出す作業をしました。
泥を片付けていると、その中からは大量の屋根瓦が次々と出てきて、津波の威力というものを目にした瞬間でした。作業は決して楽ではなかったのですが、そんなときもそのお宅の娘さんたちがお菓子やお茶を持ってきてくれ、彼女たちが元気にはしゃぐ姿は私を励ましてくれました。
しかし、元気にはしゃぐ中にも地震についての発言が目立ったり、お母さんに名前を呼ばれると、すぐに反応してそばに駆け寄る子どもたちの様子など、今回の震災が与えた被害の大きさを言葉や行動からも感じ取ることができました。
支えあっていく結束力
私が感じた東京との一番大きな違いは、人々の結束力の違いです。町の中でも、少し離れた場所でも、人々がお互いを支えあっていこうとする姿勢が見えました。
今日見た景色は、ほんの一部でしかありませんが、そこではたしかに人と人が想いあっていました。これからあと数日滞在しますが、そのわずかな時間の中でも、自分ができることを考えながら作業に徹していきたいと思います。

SCF派遣ボランティア 金宣希(きん・のぶき/大学3年生)

石巻方面でのワーク・活動報告(4月3~4日)

4月3日
午前9時から10時までの間、石巻栄光教会に宿泊していた8人は2チームに分かれてワークを行いました。
片方の部隊は、栄光教会の教会員のお宅に伺い、水分を含んだ畳を屋外に搬出する作業にあたりました。御高齢の方が住まうお宅では重量のある畳を出すことも大きな負担となります。ボランティアチームはこのような人の数と力が必要な仕事を依頼されることがしばしばあります。
もう一方の部隊は、石巻栄光教会が属する地域の活動に参加してきました。家庭ごみ収集所に山のように積まれたゴミが車道にもはみ出すほどだったのですが、それらを分別しなければ行政はそれらを回収しないという通達がありました。それを受けて地域の方々が20人ほど集まり、私たち4人もその中に入って作業をおこないました。老若男女の分け隔てなく、それぞれの力量にあわせて地域住民が地域のために力を合わせている姿が印象的でした。そして私たちも教会・教会員のみならず、教会が属する地域への奉仕ができたことは非常に意義があることだと感じています。
そののち、参加者・スタッフは石巻栄光教会の礼拝に出席し、午後からは前日に引き続き教会員宅の家財出し・泥出しをおこないました。作業もかなり進み、家屋一階に残ったものはほんの少しになってきました。全員どろだらけになって一生懸命な姿が印象的です。とはいえまだまだ泥は家屋の中に大量にあります。なんとか泥をかき出しきって、生活空間を回復させていきたいと思います。
4月4日
朝9時からワークを行う予定でしたが、急遽石巻の被災が遠望できる場所「日和山」へ全員で車でむかいました。その光景は凄惨としかいえないようなもので、これを現実として受け止めることは難しいのかもしれません。またその帰宅途中には御遺体の安置所となった場所、そして掘られた穴の土がまだ新しい土葬場を見ました。簡素に弔われざるを得なかった御遺体とご家族の方々を思うと、本当に胸が痛み苦しい思いになります。
その後、10:30から12:30の間、前日に引き続いての作業となりました。ようやく大きなものがほとんどなくなり、あとは泥との戦いです。少しずつ汚泥をかき出しながら、またワイパーでどろをかきながら、全員の力でだいぶ作業は進んで、まもなく一件のワーク完了が見えてきたところです。夕方、拠点として使わせていただいている石巻栄光教会で、使用している部屋等の清掃を行いました。
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ワークを始めた家屋の内部
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ワーク三日目の家屋の状況
$「東北教区被災者支援センター」の公式ブログ-石巻 日和山から
石巻日和山からの光景

仙台市若林区でのボランティア報告(4月4日)

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(庭に堆積した泥)
津波が引いたあとには泥が残されました。道にも庭にも家の中にも。ここで暮らしを立てなおしていくためには、この泥を取り除かなければなりません。
写真(上)は、庭に堆積した泥が固まってひび割れた状態です。このお宅の奥さんは花が好きで、庭にもたくさん花を植えていたとおっしゃっていました。
そのように大切にしていた庭です。たまった泥をスコップで乱暴に掘り返すわけにはいきません。ひび割れたかけらを一つひとつ、丁寧に手ではがしていきます。するとその下から芝生や、草花の芽が顔を出すのです。
ボランティア作業は能率や効率よりも、被災した方々が大切にしていたものを私たちも大事にして触らせていただく、いつもそのような心でありたいと思っています。
―― 金井創(ボランティア、日本キリスト教団 佐敷教会 牧師)
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(屋内の泥だし作業)
今日は七郷に行き、活動をしました。主な活動内容は、たまった泥の撤去などでした。
初めて見た七郷。私たちは、今まで七郷には行ったことがありませんでした。震災前には、きっと美しい町があったのだろうと思います。
”街が消える”テレビのニュースで聞いたこの言葉の意味。現地に行って初めて、その言葉の真の意味が分かったように思います。私の力が少しでも役に立てたら良い。今日の活動を通して、心からそう思いました。
―― 真壁柚香、田中智美(ボランティア、大学2年生)
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(現地で説明を受けるボランティアたち)

(ワーク地に出発するボランティア。現地でご迷惑をかけないよう、自転車で向かっています。)