メールマガジン第9号

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◆◇被災者支援センター・エマオ メールマガジン【第9号】◆◇
◆◇2012.10.11◆◇
 1年7ヶ月が経ちました。今までエマオがとてもお世話になっていた、仮設住宅の臨時職員の方たちが交代されました。人事も少しずつ動いていきます。しかし、仮設に住まれている方たちの現実はまだまだこれからです。
 震災で傷ついたすべての<いのち>を覚えて午後2時46分の祈りを、ご一緒に仙台・石巻、それぞれの場所で献げましょう。今日、荒浜には一緒に働いた仲間がドイツから、神戸から祈りに駆けつけてくれます。
M.S.

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■ 今号のラインナップ
[1]それが小さな力の積み重ねであるからこそ by 山田峻行
[2] ボランティア活動後期スタート&大募集中!
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[1]それが小さな力の積み重ねであるからこそ

ささっこクラブの開催期間、笹屋敷のある高校生の青年が一緒に手伝ってくれました。“地元のお兄ちゃん”が一緒に遊んでくれることは、こどもたちにとっても、その親御さんにとっても、嬉しかったのではないでしょうか。何よりも、その青年が“ボランティアとして”笹屋敷のことを思い動いている姿を見て、どれほど心が震えたか分かりません。きっと、笹屋敷の方々も同じように喜んでいたのではないでしょうか。私はそこで、故郷の未来の姿を、共に見たように思います。一緒に地元消防団の活動の応援へ行ったり、運動会へ行ったり、彼と共に過ごした時間は大切な思い出として胸に刻まれています。

そんな出会いも、私一人では生まれ得ることはありませんでした。そこには、今まで積み重ねられた、多くの方々の真心のこもった働きがあったからです。その多くの方々の真心が紡がれたおかげで、こんなにも豊かな出会いがもたらされたのです。

人間一人にできることは、ごく限られたことであるかもしれません。しかし、一人の“人間として”でしか生み出せないことも、必ずあるのです。一人一人の小さな力の積み重ねは、人の心を繋ぎ、目には見えない証を確かに残しています。真心は信頼を生み、信頼は愛情を育みます。一人一人の真心が折り重なれば、その絆は、愛情は、より固く結ばれるでしょう。

私たちの大切にしていること、“スローワーク”。笹屋敷で、地元の方々や仲間たちと共に月日を重ねるごとに、その豊かさが実感を伴って分かりました。

スローであるからこそ、一歩一歩を確かに踏みしめることができる。
スローであるからこそ、相手の心をみつめ、自分の心を尽くすことができる。
スローであるからこそ、“共に”思いを繋ぐことの喜びをかみしめることができる。

効率だけを求めていては、そこにもたらされる豊かさを見失っていたかもしれません。

9月22日をもちまして、私は支援センタースタッフの役目を終えました。“一区切り”といった表現の方が適切かもしれません。例え私の身体がそこを離れても、思い出や愛情、人とのつながりが終わる事はないのですから。

決して私一人ではもたらされることのなかったこの豊かな経験、今まで携わって下さった多くの方々に、感謝してやみません。心のバトンのささやかなつなぎ手として、またこの心の故郷へ戻ってきます。

ありがとうございました。
心より感謝の気持ちを込めて。

山田 峻行(支援センタースタッフOB)

[2] ボランティア活動後期スタート&大募集中!
一週間のお休みをいただき、スタッフそれぞれリフレッシュして帰って来ました。夏に来て下さった台湾長老基督教会の仲間たちを訪ねて台湾に行ったスタッフ、神戸に行き「震災後」を学んできたスタッフ、ボランティア派遣先の教区にご挨拶に行ったスタッフ。エマオを通じて与えられた「繋がり」を、これからも大切にしていきたいとスタッフ一同願っています。
夏休みが終わり、ボランティアが減ってきています。被災地ではまだまだエマオが必要とされています。ぜひよろしくお願いします!

佐藤真史(専従者)

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発行:東北教区被災者支援センター・エマオ (UCCJ Tohoku Disaster Relief Center)
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